FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「15年で様変わり,多様化した糖尿病治療薬」

「たけおクリニック」院長です


御愛読ありがとうございます。



 さて、『15年で様変わり,多様化した糖尿病治療薬』
(Diabetes Care. 2013 Nov 6. [Epub ahead of print])


という論文を読みました。その感想をおひとつ…。



 素直に全く同感です。


私は医者になって、高々20年目の駆け出しといわれる程度の内科医ですが


諸先輩方から同じようなことを何度も言われたことがあります。


そして、実際私が研修医のころと比べ、薬の種類は激増しています。


そこには大切なことがたくさん隠れていると思います。



 例えば 糖尿病は治らない病気であること


そのため、いつも新しいお薬が開発されていること


実際、患者さんの予後は改善していると思われること


一方、新しい薬は高価であるため薬剤費は高くなっていること
(上記米研究,薬剤費は最近4年で6割超の増加)



 お金が大切なことは、わかります。


しかし、高くなったことだけを批判するのはフェアではないと思います。


それによって得られたものは、何だったのでしょう?



 単純なコストとその有効性を比較検討する論文にもいつも疑問を持っています。


しかし、更に今回のように『値段だけを捉える』という考え方は


とてもとても不安です。


結果として「安かろう、悪かろう」に繋がるのではないのでしょうか。


そして、何よりも科学の発展を妨げる可能性が高いのでは危惧してしまいます。



 といっても現実的な限界はあります。


だからこそ、薬の値段が上がるのではないのでしょうか?


「研究開発に必要だった費用を受益者負担してもらう」


その結果が、今回の結果と考えています。


このことと平等性のバランスは本当に本当に難しい問題ですが


ある程度の受益者負担(≒薬価設定、価格設定)によるバランスについて


もう少しオープンな議論があってもよい気がします。



 院長は問います。


『あなたが今飲んでいる薬の値段を決めている人をご存知ですか?』




                      院長拝
スポンサーサイト

テーマ : 医療・病気・治療
ジャンル : 心と身体

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hitakeo

Author:hitakeo
「たけおクリニック総院長」ブログへようこそ

最新記事
カレンダー
07 | 2018/08 | 09
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
検索フォーム
リンク
RSSリンクの表示
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。